プレゼンが苦手・人前で過度に緊張する~というあなたへの処方箋
プレゼンテーションに自信を持てる方法
『演技表現の技術はプレゼン/営業で「使える」技術』
「プレゼンテーション(以下、プレゼン)に演技が役立つんじゃないかと思って・・・」という方が
頻繁に演劇体験講座にいらっしゃいます。
仰る通り、
演技とは人前でも臆することなく表現をし、人の心を動かす(感動を呼ぶ)
ことを方法論でもって遂行していく技術ですから
役に立たないわけがありません。
と断言します。
プレゼンをうまくいかせる3ポイント
+++++++++++++
①専門家になるまで知識をつける
②安心するまで練習を繰り返す
③緊張を取り除く
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この3つを抑えれば、
あなたの「プレゼン」という表現は磨かれ
高評価を得られるでしょう。( `ー´)ノ
ひとつひとつ解説します。
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①専門家になるまで知識をつける
プレゼンのワンシーンを想像できますか?
提案者であるあなたは、
資料を基に「商品」「企画」について話します。
最終的に、聴衆があなたの提案に対して「イイネ!」と言ったら
そのプレゼンは大成功!なわけですが・・・
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自信なさげな話しっぷり、
しどろもどろで要領を得ず、
質疑応答でも答えられずだんまり。
———残念ながらこれでは、「イイネ」は得られません。
なんとかしたい!!
プレゼンのうまくいかせたい!!
そんなあなたに朗報(?)です。
そもそも人は、
話の内容なんて殆ど覚えていられません。
話し方、表情、空気感、身振り手振り から受けた
印象が重要なのです。
逆に言えば
すごくいいことを言っていても、自信のない話しっぷりでは台無しなのです!!Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
心理学においては内容そのものの心理的影響は僅か7パーセントであるとも言われていますが、
それほどまでに自信が大切。
よし、
じゃあ自信を持つようにすればいいんだな!!!!ヽ(^o^)丿
と思った方、ちょっと待ってください。
「自信を持とうと思って自信がわく」
そんなことができるのであれば、
この記事を開かなかったはずです。
ここでやってみていただきたいことは、
☆自信が持てるまで知識をつけてください。
ということ。
資料のなかのグラフ、データをよく見てください。
裏付けはありますか?
聴衆から質問が投げかけられそうなポイントはありませんか?
企画や商品のことを質問されて、明朗に答えられる自信はありますか?
ちょっとでも不安なようでしたら、知識不足です。
プレゼンの成功は難しいです。
自分は難しい質問にも答えられるように準備してきた!
だからうまくいくだろう!
そう思えるまで知識を得られていれば、
あなたは専門家。
努力したぞ、という自負があるから
目や言葉に自信が宿ってプレゼンはスムーズにいきます。
でも、どんなに知識をつけても抜けがあるかもしれないし・・・と不安をぬぐえない方もいますよね。
大丈夫。
「なんかこの人はしっかりしてそうだ、大丈夫そうだ」
と一目置かれている状態になればこっちのものです。
だって、プレゼンの印象の9割は「伝え方」だから。
(「伝え方が9割」という有名な本にもあるように!これは名著です。)
自信に満ちた表情やしぐさ、空気感や声のハリが重要だから。
持ってきた知識を総動員しても答えられない質問が来たら、
「申し訳ございません。私の事前の準備足らずでした。確認をした上で迅速にご報告差し上げます。」
と誠心誠意お話ししてください。
誠意のある対応をすることであなたに対する印象はむしろ良くなります。
ピンチはチャンス!
ですし
一生懸命知識レベルを上げたあなたからすれば、
くる質問は想定内の質問ばかりのはずです。
②安心するまで練習を繰り返す
①と重複する部分が多いので、具体的なやり方の話だけにします。
ここまでやったんだから、当日もきっと大丈夫!と思えるまで練習するのがコツ。
鏡の前でトークの練習を繰り返してみる。
これは自信を持つためにカナリ使える方法です。
鏡の前で話すことで、自分の顔のクセが嫌というほどわかります。(笑)
魅力的な表情というものがだんだんわかってきて、
最初は難しいかもしれませんが
これは筋肉の訓練、だんだんラクになってきます。
慣れてきたらストップウォッチを使って、
体内時計と実際の時間の誤差を知ってください。
速すぎず遅すぎずのラップを目指して、どんどん練習です。
(もちろん鏡付き)
③緊張を取り除く
いよいよ、当日です!!
やっぱり、どんなに予習しても練習しても緊張しますよね。
わかります。
私も、初めて講座を開いた時は前の晩に不安で興奮して眠れませんでした。
夜の講座なのに居ても立っても居られなくて午前中に家を出て、都内をウロウロしていたことを覚えています。
今は、講座も200回を超えてさすがに慣れてきたので前の晩もぐっすりです。(笑)
ただ、
『緊張しなくなったらいいパフォーマンスなんかできない』
ので、緊張しなくてもある程度緊張するように努めています。
緊張は、あなたの全細胞が「がんばろう」としている証拠です。
その「がんばろう」は活気となって外に漏れ出していきます。
ダラダラした状態はかえって良くない、ということです。
ただし、押しつぶされてしまいそうな緊張も良くありません。
バランスが大切。
①②で自信を持っていられれば緊張に潰されることはありませんが
自他共に認める「緊張しい」な方はこう考えてみてください。
「自分のことにしか興味ないんじゃ、いいプレゼンはできないぞ!」
緊張する時って、自分本位なんですよ。
自分のことにしか興味がなくて、他人のことをどうでもいいと思っているってこと。
「見られている私」にフォーカスしているから緊張するんです。
ここでもう一回
「プレゼン」という場所の目的を考えてみてください。
そもそもプレゼンって、「提案して、そのものに対して、イイネ!とレスポンスをもらう」場所のはずです。
提案の目的は、レスポンスです。
だから、主役はあなたじゃなくて聴衆です。
人は誰しも自分が主役です。
だから
あなたは緊張するかもしれないけど
そもそも聴衆はあなたのことにそんなに興味がありません。
あなたは見られているんじゃなくて、見るんです。
ちゃんと話についてきているかな?
興味を持って話を聞いているかな?
チェックしてみてください。
ベクトルが外に向けば、緊張は自然と緩和されてパフォーマンスの質が向上します。
プレゼンが苦手なあなたへの処方箋はこの3つでした。
+++++++++++++
①専門家になるまで知識をつける
②安心するまで練習を繰り返す
③緊張を取り除く
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これはすべて、演劇プロ現場(大ホール(1000名以上)の舞台出演・演技指導などなど)で通用することが
確実だったパフォーマンス向上のテクニックです。
ぜひ、お試しあれ!
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当コラムの執筆はENTRY ACT代表大江千雪です。
演技の「できる」「できない」は、
・正しい演技術を知識として持っているかどうか
・その演技方法論を使えているかどうか
にかかっています。
勘違いしないでいただきたいのは、
芸術的才能の有無・持って生まれた感性の鋭さ
がないと演技の世界でうまくいかない
なんてことは
あり得ないということ!
芸術と理論はかけ離れていると思われがちですが、
実は誰でも演技の上達は可能ですし、
誰でも魅力あふれる俳優になれるのです。
というわけで、
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