「演技を修得すること」=「魅力を最大限に引き出すこと」
「演技を修得すること」は、「個々人が元々持っている魅力を最大限に引き出すこと」です。
舞台や映像などの演劇作品に出演するために演技を学びにいらっしゃる方も多くいらっしゃいますが、
実は最近は別の想いをお持ちの方が割合多いのです。
★普段の仕事ではPC作業ばかりで人と関わることがないので、コミュニケーションのスキルを高めたい
★緊張しぃなので人前で堂々と振舞えるようになりたい
★言いたいことが言えない・抑えてしまいがちなのでもっと自分らしくもっと自分を開放したい
ENTRY ACTのワークショップやレッスンにいらっしゃる方の多くは
最初はこんな想いから演劇を学び始めています。
人によっては週に一回の感情の吐き出し口(ストレス解消)としてご活用くださっています。
(レッスンを継続されているメンバーさんはもちろん舞台にしっかり出演できるほどどんどんスキルアップしています。)
筆者は
演技のトレーニングとは魅力の開発だと断言します。
「自分にはいいところがない」
「自分はあの人より劣っている」
人生は山あり谷ありですから、いいことばかりではありませんよね。
仕事やプライベートでうまくいかなくて傷ついたり落ち込んだりすること、
ありますよね。
人は元来ネガティブな生き物ですから、
『嫌な出来事』に囚われて
必要以上に落ち込んだり不安になったりするのは当然のことです。
数年経って振り返ってみたら
大したことなかったな・・・と思えるのかもしれませんが、
(というか大半のことは「過去のこと」になってしまえば理性的に考えられるようになってきます)
今、自信を喪失して苦しい
↑今を生きる私たちにとって大事なのは今!ですから
喉元過ぎればなんとやらと頭でわかっていても感情がどうにもならないんです。
未来から見た今がどうとか、どうでもいいですよね(笑)。
そこで、
演劇のチカラが役に立つのです。
演技のトレーニングでは
*ジャッジをしない
(良い悪いの判断を下さない)
*自分という固有の存在を自分や周囲に認めてもらう
(自分は自分のままでいいんだ、と安心感を得る)
精神状態にテコ入れをしていきます。
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自己嫌悪する心すら受け入れて、
自分を許す。
そうすることで自己肯定感を高める。
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これが演技トレーニングで実践する重要項目のひとつです。
ここを外しては本質的演技トレーニングになりません。
今自信を喪失してしまっている方はおそらく
絶望的な気持ちに心の領域を侵されています。
なにもかもがダメなように思えて
なにを道しるべに進めばいいのかの判断もつかなくて
さぞかし不安なお気持ちでいらっしゃるでしょう。
周りの目を気にしてビクビクしていては
魅力は半減します。
自分はダメだ、というジャッジをやめること。
自分の心が行きたい方へ行くことを許すこと。
演劇の空間は
失敗していい
間違っていい
弱くていい
みんなと違っていい
「圧倒的なYes」の場所です。
そもそも魅力とは
他の人との違いの中にこそ隠されています。
違いは個性ですからね!
そういった意味で演劇は
ダイバーシティ(多様性)の世界でもあります。
実社会では「みんな」と同じことを思考し実践することが求められることもあるでしょう。
演劇は実社会ではなく仮想の社会なので、
違くていいんです。
だから、
演劇の修得は
魅力を引き出すことに繋がっていくのです。
隠れてしまった本当のあなたを外に出してあげてみてください。
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