「生きづらい人」「傷つきやすい人」～自己肯定感が低い人へのメッセージ
自己肯定感が低くて辛い気持ちになる人へ。演劇現場より。
自己肯定感は心理学用語で、
「自信」（自分を信じること）とか、「自尊感情」（これも心理学用語）と同じ意味と思っていただいて構いません。
自分という存在そのものに対する圧倒的な「OK」。
これが、自己肯定感です。
自己肯定感が低くて辛い
自己肯定感は、「自分が存在すること/生きていることへの許可」です。
私は演劇分野から人の心に携わってきた中で
自信は必ずしも必要ではないと思っていますが、
自己肯定感は・・・
絶対必要だとは言えませんが・・・
「自分が存在すること/生きていることへの許可」が自分で出せない状態は
当人が苦しむだけなので、
高いに越したことはないと断言いたします。
今日のゴールはこれ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
自分という人間に
「OK」を出せるようになると
人生はおもしろくなる。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
自己肯定感の高い/低いは、
「褒められたとき」「指摘されたとき」にハッキリわかります。
①褒められたとき
【自己肯定感が低いと】
・そのまま受け取れないで「いや・・・」と返してしまう
・裏があるのでは、と勘繰ってしまう
②指摘や批判をされたとき
【自己肯定感が低いと】
・反発してしまう
・ものすごく落ち込んでしまう
自己肯定感が高く安定している人は、
褒められたら純粋に喜び、相手に感謝したくなります。
指摘をされてもあまり落ち込まず、指摘された事に対して感謝します。
「ありがとう！」
批判されたら自分の存在そのものを否定された気分になってカーッとなってしまう・どーんとへこんでしまうのは、
自己肯定感の低さからくる反応です。
自分という存在は価値がある！と思えていたら
指摘や批判をされても
「自分のやったことは確かに良くなかったよなぁ」と真摯に反省します。
相手は「自分の行動」に対して言っているだけで、「自分そのもの」をダメと言っているわけではない
ことを、わかっているから反省できるし感謝もできるのです。
自分の一部分をダメと言われると、「全部ダメと言われた！」気分になってしまう人は多いです。
あなたはどうですか？
日頃の演技レッスンや演劇ワークショップでは、
「自分にOKを出す」ことを実践していただくようお伝えしています。
わたしは元々
自己肯定感が低くて「わたしはセンスもオーラもないし未熟だし今のままじゃダメだ！誰もわたしを必要としない！」と感じ
そのくせ誰かに認められたいから必死に行動し
ちょっと指摘を受けると過剰反応・大爆発する
全力でNG出しまくる人、でした。（笑）
周りの評価に振り回されているような感覚があって、グチが出るわ出るわ。
ですが、
振り回していたのは「自分」でした。
心理学をじっくり学んできて、演技を学んできて、実践を重ねてきて、
それに本当に気づいたら
自分は価値ある存在で、素晴らしいんだ
と思えるようになったんです！
自分の思い通りに生きていいんだとOKが出せるようになったので
心も穏やかで
人間関係が築きやすくなりましたし
いろんな価値観を「おもしろい」と思えるようになりました。
感情的にならずに相手の言葉を聞けるようになったら
相手の心がわかるようになってきて
付き合う人を選べるようになって
今、私の周りには素晴らしい人ばっかりです。
もっと素敵になりたいし、もっとたくさんの挑戦をしたいと思ったので
建設的に地道な努力をできるようになって
できることが増えると
もっと自己肯定感が高まって
「私は今生きていて、それは社会にも良いことで、
私は幸せで、
これからも素晴らしい人生を歩んで行けるだろう」
無意識的にも毎日OKを出しているのだから、
生きやすくて当たり前です。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
自分という人間に
「OK」を出せるようになると
人生はおもしろくなる。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
自己肯定感が低くなる原因についても書きたかったですが、長くなるので今回はここまでにします!(^^)!
生きづらさを感じている方、
傷つきやすくて苦しい方、
ちょっと無理をしてでも、「自分にOKを出す」習慣をつけていってください。
最初は違和感があるかもしれませんが、
3週間くらいで習慣化されますので
徐々に変化を感じられるはずです。
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