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日常生活で感情の”逆トレーニング”をしていませんか?

ここ数日も演劇ワークショップという一つの場でご参加者様と

素晴らしい表現が飛び出す瞬間をご一緒できました

 

今日は、ぜひみなさんに強くお話ししたいこと/ワークショップで私が毎回お話ししていることを記事にします。

 

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日常生活で感情の”逆トレーニング”をしていませんか?

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単発のクラスでは「その日偶然お集まりいただいたみなさま」と3時間をご一緒しています。

講師/ワークショップファシリテーターである私もみなさまとはその日が初めましてで、

多くのご参加者さんは「お互いも初めましてだし、演劇とも初めまして。」でいらっしゃいます。

 

初めて、未知、の環境・人の中で極度に緊張が高まる『演劇ワークショップ』という空間はそれだけでちょっと特異なものです。

そんな特殊な状況でも、インプロゲームでアイスブレイクが進むにつれみなさんの表情が柔らかくなっていきます。

 

ガチガチに身体が固まっていると、感情は素直に外に出てきてくれません。

 

私は「自己解放」というキーワードを使用するのですが、

演劇の体験をされる中で”じわっと”感情が溢れてくることがあり、

それを「解放」と呼んでいます。

 

それは必ずしも見た目にわかりやすいものではなく、

体を良く動かし大きな声を出すことでもなく、

(体によって感情が誘発されることはありますが)

内側から湧き出てくるものです。

 

人間は感情の生き物なのに、どうして感情のトレーニングを行うのだろう。

 

大人は通常、「大人の自分」を日々演じながら生活しているからです。

 

例え話をひとつご紹介します。

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心の中にはパタンと閉じた扉があります。

この扉の中には

★普段の生活で抑圧している感情

が入っています。

・・・多くの場合「こうあらねばならない」という固定観念

「こうしてはいけない」という自分への禁止などといったビリーフにより無意識的に抑え込まれています。

 

抑圧された・抑え込まれた感情は解消されることなく未完のまま扉の中(心に部屋があるとして、その部屋の中)に保管されます。

 

日々、心の部屋から解放することができれば良いのですが、

「〇〇してはいけない」「〇〇であるべき」という思考により外に出すことができないままでいると、それらの感情は部屋の中に溜まり続けることになります。

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これが、感情の逆トレーニングです。

 

そもそも感情にはプラスもマイナスもありませんので、

(いいわるいを決めるのはあくまで後付け)

自分にとって都合がわるい感情を見ないようにしようとすると

全体的な感度が鈍ります。

 

「毎日が何となく楽しくない」

「刺激がない」

「つまらない」

慢性的にこのような状態となる原因のひとつでもあります。

 

 

こう書くと、抑圧ってわるいものだ!とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

抑圧とは心の防衛本能ですので「悪」ではありません。

(人間に備わっている大切な機能のひとつだと捉えています)

 

ただし、物には限度があります。

クセになってしまうとつい溜めすぎてしまうので、注意です。

しかもほとんど無意識的に行われるので・・・。

 

「感情」は、適切に解放してあげることができれば余計に抱え込むこともなく

つねに心も身体も軽い状態でいられます。

 

 

今回は、日常でやってしまいがちな(特に、大人)感情の逆トレーニングについてお話ししました。

 

 

 

感情の取り扱いについては今後も記事を書き足していきますのでお楽しみに☆

 

 

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