【自分軸】で生きる根本的な考え方ひとつ
前回、『自分の人生の舵取りをする!』というテーマの元
【自分軸】についてお話ししました。
今回は「じゃあ、どうやって【自分軸】を持って人生の舵取りをしていくのか」という、未来に向かう内容で記事を書いてまいります。
【自分軸】についてはお話ししたいことが山のようにあるのですが、
最も根本的な「考え方」が当記事の内容です。
それは、ひと言でズバリ
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『己を知る』
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ということです。
【自分軸】で生きていくための
最も重要で、そして最も難しいキーワードです。
『己を知る』の重要性やその難しさについて詳しくお話しします。
自己に対する深い理解は、リーダーシップ開発のテーマのひとつにもなっているようでビジネスパーソンにとって避けては通れない部分と言えるかもしれません。
コミュニケーションひとつ取ってみても他者理解の為には自己理解が重要だったり。
ですので筆者は『己を知る』ことはコミュニケーションを(本質的な意味で)円滑にしてくれるし、より満足度の高い人生に直結すると確信しています。
((本質的な意味で、というのは、筆者はうわべだけのコミュニケーションがおもしろくないと感じるので))
ただ、『己を知る』ことの難しさもよくよく理解しています。
演劇の講座でも
自分の価値観や判断基準に従って自分のしたいことをしていいんですよ~とか
率直にどう感じますか?とお声掛けをすると
多くの方が「はて?」と立ち止まってしまうようです。
その方の声はこうです。
「自分が何を感じているのかがわかりません(または、「何も感じません」)」
「特にしたいことがないです」
こういった反応は実は多くの場合
『自意識が先立った結果』起こります。
それが、「自分がどうしたいかよりも周りにどう思われるか(見られるか)を優先する価値観」です。
・周りと違うことを言ってしまっては(やってしまっては)ならない
・弱い自分を見せたくない(自分にも周りにも)
・間違えたくない(正解を出さないと怒られたり評価を下げられたりする)
などという深層心理の、深い部分の本音が原因になっている場合が往々にしてあります。
ただ、表面化するのは「結果」だけで
『深い、本音の部分』は無意識レベルのことのため直接的には「見える化」しません。
これを「見える化」する方法は、表面化している「結果」の原因を探して精神を紐解き、無意識レベルの本音を予想するしかありません。
『深い、本音の部分』は間接的にしか見えないのです。
これが、奥深く難しい『己を知る』ことです。
『己を知る』ことは自分にとって盲点となっている(顕在化していない)自分に気づくことなんです。
「いい子でいなきゃいけない」
「自分が我慢すればいい」
「目立ったら笑われる・からかわれる」
「泣いたらダメ(強くなきゃいけない)」
「自分の言いたいことを言ったらいじめられる(怒られる)」
など、過去の体験などを元にして自分の中に築き上げてきたビリーフ(心理学用語で、心の奥底で信じていることを指します)まで自己を理解するのは少々骨の折れる作業かもしれません。
ただ、
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『己を知る』ことは自分の人生をきちんと明確な自分の意思でもって歩むための
大事な大事な一歩です。
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自分という人間とは今後一生付き合っていかねばならないわけですから、
とことん向き合って仲良くしていきたくないですか?
((ケータイみたいに、賃貸マンションみたいに、気軽に乗り換え!住み替え!ができるわけではないですから))
自分の人生を自分の明確な意思で生きていくことは、
決してわがままでも自分勝手でもありません。
((もしもあなたの意思を誰かが無理やり曲げようとしたり
選択の自由を奪おうとしてきたら、あなたは自分の権利を守るために戦うべきです))
【自分軸】で日々の生活を送ることで
何かを断ったり
反対の意見を申し上げたり
言いづらいことを言わなければならなかったり
正直気まずい思いをしなければならないことがあります。
そういう時に
『あぁ、言いたくないなぁ気まずいなぁ・・・ちょっと自分が我慢すれば相手を傷つけずに済むなら、今は我慢しておこう・・・』
なんて要らぬ気を遣ってしまう方がいます。
ハッキリ言いますね。
その気遣い、実は誰の為にもなっていません!!
『相手を傷つけたくない』から気乗りしないお願い事を受けたり、意見を言わなかったり、
って、相手のことを考えてあげている「つもり」になっているだけで全然相手の為になっていません。
本音は、自分が言いたいことを言って相手とぶつかり合うのがこわいから・相手のリアクションによって自分が傷つきたくないから、が正直なところですよね。
いいじゃないですか。
ぶつかり合ったって。
【自分軸】で生きていくということは、
時には人と衝突してしまったり批判されることもあります。
ちょっとこわいかもしれません。
それでも、自分の人生を自分で舵取りできないでまた苦しい思いをするくらいなら、
こわくても自分の軸で突き進んでみませんか?