俳優のシゴト 俳優の仕事ってなんだろう
俳優の仕事って、なんだ？
演技すること！舞台に出演すること！映像に出演すること！
いろんな答えが返ってきそうですが、
なんだか上の答えだけでは味気ないと感じる筆者です。
「仕事しろぉ！」と怒鳴られた10代
稽古場で叱られた時にいちばん多く言われた言葉がコレです。
「仕事しろよぉ、仕事！！」
昔は違和感があったんですが今はしっくりくる、「仕事しろ」というお叱りの言葉。
セリフをちゃんと言えてるつもりでも
動きをちゃんとできてるつもりでも
言われちゃうんですよね。<(_ _)>
ちなみに
セリフも動きもできていない時には
「・・・っなにやってるんだ！！」と言われます。
仕事しろ！と言われるのは、
・注意散漫で集中できていない
・準備不足でなんとなく演ってしまっている
時だったように記憶しています。
やっぱり師は見ています・・・。
見抜かれています・・・・。
師に訊いてみたわけではないので真偽のほどはわかりませんが、
「なにやってんだ！」と言われた時は「仕事しろ」よりもダメ（演技以前の問題）
「仕事しろ」と言われた時は演技的なダメ
と解釈していたので
「なにやってんだ！」が無くなって「仕事しろ」と言われるようになって
少し成長した気持ちでいました。（ポジティブ）
そうか、ちゃんと仕事しよう！一瞬も気を抜かずにやろう！
と心に決めてからは
「仕事しろ」の回数も激減していきました。
※それでも時々準備が整っていないのにセリフを言ってしまって怒鳴られることも。
1年超えたあたりからほぼ無くなっていました。
俳優の仕事は「本気で遊ぶこと」です
俳優は板の上で遊ぶのが仕事です。
演劇は結局子ども時代のごっこ遊びです。
贅沢なごっこ遊びです。
活気があって観てる側が参加したくなるようなごっこ遊びです。
それが演劇舞台です。
プレイヤーは熱中していて
無限の想像力によって「ごっこ」の空間が創造されていくのです。
本気の想像によって紡ぎ出された創造物（空間）は真実味を持って
観客に伝導していくのです。
遊ぶ、と言うと不真面目な印象をお持ちの方もいるかもしれません^^;
決して「ふざけましょう」「おちゃらけましょう」と言っているのではありませんよ。
本気で遊ぶ時ってものすごく集中して、真剣なんです。
その姿勢は真摯さとして周りに伝わっていきます。
遊びのない演技はおもしろくありません。
「お団子作ったよ～！食べよう！」
「わぁ！おいしそう～！もぐもぐ」
↑
遊びのあるごっこ遊び
「お団子作ったよ～！食べよう！」
「泥じゃんムリ」
↑
遊びのないごっこ遊び
・・・・・・・・極端な例ですが、
（例え話がうまくなくて・・・）
演劇稽古場でこれに類似したことが頻発しています。
泥団子を食べるフリして、「おいしい～！」って、
物凄く演劇的ですよね。
観ていて幸せな気持ちになれそう。
「ムリ」とか言われてしまったら
舞台上がなんだか冷めていて
斜に構えていて
観ている人は夢から醒めたくないのに
がっかりしちゃいます。
※意図があって敢えてやるならおもしろいんだけど
遊ぶの意味を取り違えて
舞台上でただふざけている人は演劇のルール※を破るので
退場いただきましょう。
※演劇ルール
①怪我をしてはいけない
②怪我をさせてはいけない
③物を壊してはいけない
繰り返しになりますが、
俳優の仕事は「本気で遊ぶこと」です。
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プレイヤーは熱中していて
無限の想像力によって「ごっこ」の空間が創造されていくのです。
本気の想像によって紡ぎ出された創造物（空間）は真実味を持って
観客に伝導していくのです。
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プロ志向の方は特に意識しておくと良いと思います♪
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