演劇を仕事にする人が感じた自分会議の必要性

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最近まで、自分会議の時間を取っていなかったことが原因で

「表現」に行き詰っていました。

 

筆者にとっての「表現」は、

★自分がやる演技(自己のメンテナンスの為に通っています。そこでは演技と歌唱を行います。その繋がりで舞台に出演もしています。)

★演技レッスンと演劇ワークショップの担当(自団体であるENTRY ACTで担当させていただいています。)

★メールマガジンやコラム、その他文章を書く

最近はこの辺りが主になっています。

 

ただ、どうしても

「演技で自意識が高まってしまい本当の意味の”演技”ができていない」

「講座で、文章で、『これだ!』の言葉が出てこず苦戦してしまう」

「考えるより悩んでしまう」(師の言葉ではこれを思考の放棄と呼んでいます)

こんな状態に陥りがちでした。

 

過去の経験則や知識を総動員して、なんとか「お仕事」しているような感覚で、

メンテナンスで通っている演技レッスンでも(久しぶりに師のレッスンを受けた際に)

「プロでやってきて経験があるから掴むのはさすが早いね。うん、大江さんがこれから修正したいところはわかったよ。」とお言葉を頂いてしまう状態でした。

 

このお言葉にちょっとホッとした部分もありつつ、

師がたった一度の演技(この時はシーンの演技でした)で見破ってくださったことに尊敬の念を抱きつつ、

自分の軸が(気づかぬ間に)少しずれていたことが明らかになって「ここから、大変だぞ・・・」と覚悟をしました。

 

この数ヶ月は

事業を進めなければいけない立場であることの責任を果たすことと、

そもそもこの仕事を選択した理由=人生の使命・理念を貫くことと、

限られた時間の中での激しい戦いでした。

 

スタニスラフスキーシステム(私が使用する演技方法論)では、

演技は「木」と表現されます。

 

欲しい色の実を作るのは、

枝があって、幹があって、根っこがあって、栄養のある土があって・・・という考えです。

 

決して、実に対して直接絵の具で色を塗ることではなく、

土壌から作っていくものなのです。

 

ただし演技は、舞台上で必ず「成立」させなければならないので

いざ舞台本番で「このセリフが言えない(気持ち的に)」ではダメです。

 

どうしようもない時には絵の具で、ペンキで、実に欲しい色を入れなければならない時もあります。

 

ただ、筆者は自分に対してその点で厳しい基準を設けています。

 

 

演技で嘘をついてしまった後に残るものが、あの感覚が、

本当に悔しくてたまらなかった経験があるからです。

 

「あぁ、また自分に嘘をついた・・・」

もう後悔したくないので、

悔しい思いをみなさんにはしてほしくないので、

 

筆者は演技レッスンのメンバーさんには

「嘘をつかないこと」を約束していただいています。

 

嘘をつくくらいならば、付け焼刃の運動をしてしまうくらいなら、

(レッスンでは)シーンが止まってしまう方がいいです。

 

 

根幹として持っていたはずのこういった想いが、

日々の忙しさやちょっとしたプライドで、自意識で、

知らず知らずのうちにずれていたのです。

 

みなさん、お忙しい毎日をお過ごしのことと思います。

それでも、筆者は大事なことだと考えているので申し上げます。

 

もしも何かに行き詰まりや違和感を感じられるようならば、

自分と会議をする時間を設けてみてください。

 

そして、自分の価値観・考え方と今一度向き合ってみてください。

小さなずれを修正することはそんなに難しくありません。

 

ただ、放置するとその小さなずれはやがて見過ごせないほど大きなずれとなってしまいます。

 

ぜひ、今一度自分会議を!

 

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